〔中村とおる〕本件ついては、平成29年9月定例会、令和元年6月定例会、昨年12月定例会でも質問した。令和3年度の乗降人員が約6万5,000人。コロナ前は約8万人。西武鉄道全92駅中10番目の大変多くの方が利用される駅だ。駅周辺の質の高いまちづくりや魅力づくりは、近隣にお住まいの方の利便性向上はもとより、本市のPR、付近で行われている北秋津・上安松、下安松の市街地整備にも貢献できると考える。
一方、同駅は東村山市・清瀬市・本市にまたがっており、それぞれ市域を超えた総合的なまちづくりがしずらい状態にあり、西武鉄道とJR武蔵野線の乗り入れが進まない、駅周辺の混雑、交通安全上の問題、本市駐輪場が東村山市域にある等の課題を抱えている。
近年、本市の呼びかけにより、同駅周辺のまちづくりに関して3市による意見交換の場を設けるようになったが、その後の状況について伺う。
〔経営企画部長〕平成30年7月を最後にコロナ禍の影響等もあり意見交換は行っていないが、たとえば駐輪場など個別の案件についてはそれぞれの所管課が対応している。
〔中村とおる〕今後についてどう考えるのか。
〔経営企画部長〕現在は具体的な動きはないが、引き続き、必要に応じて連携を図っていく。
〔中村とおる〕本市が中心となって呼びかけることが難しいことは理解できる。秋津駅周辺で多くの面積を占めるのは東村山市であり、本市域は同駅北口の一部のみだからだ。しかし、現状のままで良いわけではない。駅周辺が3市にまたがろうとも、街という意味では一体的な圏域であり、街の発展について各市が一致して政策を展開することは、必ず周辺にお住まいの方々にプラスになると考える。
思い出すのは、かつて市内各駅にエレベーターが設置されたときのことだ。秋津駅をのぞく市内各駅にはエレベーターが設置されたが、秋津駅への設置はかなり遅れた。エレベーターの設置費用は、国・市町村・鉄道事業者がそれぞれ負担することとなっていたが、負担割合や設置時期について、3市の間に円滑なコミュニケーションが図れていなかったことが原因のひとつだ。こうしたことが無いように努力いただきたい。