ヤオコー東所沢店南西側交差点の安全対策について〔令和4年第4回(12月)定例会 一般質問 その3〕

ヤオコー東所沢店南西側交差点〔中村とおる〕
市道2-1210号線と市道2-966号線が交差するヤオコー東所沢店南西側交差点の安全対策については平成27年6月定例会でも質問にとり上げた。

今までも種々対策を施していただいており、改善が図られているとは考えるが、現在までの取り組みについて改めてご説明いただきたい。

〔市民部長〕
所沢警察署と本市に対し、地元自治会より信号機設置に関する要望書の提出もあったが、現時点において設置にはいたっていない。こうしたことから、視認性を高めるための路面表示や安全確認用のカーブミラーを設置している。

〔中村とおる〕
ところざわサクラタウンがオープンし、同箇所の地域外の人々の通行が増えたことにともない、事故とまでは至らないものの「ヒヤリ」と感じる事象が増加しているようだ。Googleマップで東所沢駅からサクラタウンまでの徒歩ルートを検索すると、同交差点を通るルートが表示される。信号機設置を含め、さらなる安全対策が求められていると考えるが、いかがか。

〔市民部長〕
改めて所沢警察署に要望を伝えたが、信号機が設置されている交差点が東西にあることからその間に新設することは難しいということだった。これからも状況を注視しながら、引き続き、所沢警察署に設置を働きかけていく。

秋津駅周辺のまちづくりについて〔令和4年第4回(12月)定例会 一般質問 その2〕

〔中村とおる〕本件ついては、平成29年9月定例会、令和元年6月定例会、昨年12月定例会でも質問した。令和3年度の乗降人員が約6万5,000人。コロナ前は約8万人。西武鉄道全92駅中10番目の大変多くの方が利用される駅だ。駅周辺の質の高いまちづくりや魅力づくりは、近隣にお住まいの方の利便性向上はもとより、本市のPR、付近で行われている北秋津・上安松、下安松の市街地整備にも貢献できると考える。

一方、同駅は東村山市・清瀬市・本市にまたがっており、それぞれ市域を超えた総合的なまちづくりがしずらい状態にあり、西武鉄道とJR武蔵野線の乗り入れが進まない、駅周辺の混雑、交通安全上の問題、本市駐輪場が東村山市域にある等の課題を抱えている。

近年、本市の呼びかけにより、同駅周辺のまちづくりに関して3市による意見交換の場を設けるようになったが、その後の状況について伺う。

〔経営企画部長〕平成30年7月を最後にコロナ禍の影響等もあり意見交換は行っていないが、たとえば駐輪場など個別の案件についてはそれぞれの所管課が対応している。

〔中村とおる〕今後についてどう考えるのか。

〔経営企画部長〕現在は具体的な動きはないが、引き続き、必要に応じて連携を図っていく。

〔中村とおる〕本市が中心となって呼びかけることが難しいことは理解できる。秋津駅周辺で多くの面積を占めるのは東村山市であり、本市域は同駅北口の一部のみだからだ。しかし、現状のままで良いわけではない。駅周辺が3市にまたがろうとも、街という意味では一体的な圏域であり、街の発展について各市が一致して政策を展開することは、必ず周辺にお住まいの方々にプラスになると考える。

思い出すのは、かつて市内各駅にエレベーターが設置されたときのことだ。秋津駅をのぞく市内各駅にはエレベーターが設置されたが、秋津駅への設置はかなり遅れた。エレベーターの設置費用は、国・市町村・鉄道事業者がそれぞれ負担することとなっていたが、負担割合や設置時期について、3市の間に円滑なコミュニケーションが図れていなかったことが原因のひとつだ。こうしたことが無いように努力いただきたい。

放課後児童クラブについて〔令和4年第4回(12月)定例会 一般質問 その1〕

〔中村とおる〕
前回の選挙では放課後児童クラブの充実、とくに大規模化・狭隘化の解消を公約の第一に掲げた。この問題にはずっと取り組んできたつもりですし、実情を知れば、市民全体が「絶対に何とかしなくてはならない」と思うはずと考えたからだ。

利用者が限られる施設でもあり、街頭演説での反応はイマイチだったが、選挙期間を通じて訴え続けた。

当選させていただき、質疑・質問にとり上げることはもちろん、放課後児童クラブ充実のため、陰に陽に汗をかいてきたつもりだ。今任期の間、担当部の努力で放課後児童クラブの大規模化・狭隘化の解消に関してはかなり改善されたという印象をもっているが、この間どのようなことを行ってきたのか。

〔こども未来部長〕
4年間の実績だが、児童館生活クラブの定員拡大や民設民営児童クラブの開設、学校施設の活用により、

  • 令和2年度 136人
  • 令和3年度 160人
  • 令和4年度 228人
  • 令和5年度 200人

合計で724人分の定員を増やし、大規模化・狭隘化の解消を図ってきた。

〔中村とおる〕
手元に平成30年度の県内の放課後児童クラブの状況を示す資料がある。待機児童者数188は県内ワースト3位、71人以上の大規模クラブ数14はワースト1位、対定員入所率200%を超える児童クラブも9ヶ所あったが、こうした状況はどうか。

〔こども未来部長〕
令和3年度の結果では待機児童者数147、県内3位は変わっていないが、人口単位で考えるとずっと低い順位となる。大規模クラブ数については令和4年度で7と半減した。対定員入所率200%を超えるクラブ数も3と大幅に改善した。

〔中村とおる〕
施策さらに推進するための課題は何か。

〔こども未来部長〕
昨今の原油や物価の高騰にともなう工事費や修繕費の上昇、学校施設を活用する場合は教育委員会や学校との調整、公共施設長寿命化計画において児童クラブが複合化対象施設とされていることから、関係部署との調整が必要となる。こうしたことが課題だ。

〔中村とおる〕
平成26年9月定例会で成立した放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例第10条第2項「専用区画の面積は、児童1人につきおおむね1.65平方メートル以上でなければならない」は、附則において「この条例の施行の際現に運営している放課後児童健全育成事業所においては、当分の間、適用しない」ことになっているが、附則解消に向けて、現在の状況と今後の見通し、解消される時期はどうか。

〔こども未来部長〕
現状でこの基準を適用した場合、多くの待機児童が発生してしまうため、現在も経過措置を適用している。解消の時期は明言できないが、早期に適正規模での運営ができるよう、今後も施設整備に取り組みたい