第3回議会基本条例制定に関する特別委員会

午後、議会基本条例制定に関する特別委員会に出席。

委員会開会前には、市内在住で議会基本条例に詳しい廣瀬克哉氏(法政大学教授)と昼食をとりながらの懇談会が行われた。この懇談会には、特別委員会のメンバー12人に加え、10人ほどの議員が参加。様々な議論があったが、「議会基本条例を制定した栗山町では、何かあると行政ではなく、議会に相談に行こうという雰囲気になっている」という廣瀬先生の言葉が印象的であった。

委員会では、条文数の一番多い伊賀条例をペースに行われた作業部会での調査をもとに、条例に盛り込む項目について検討が行われた。

約4時間に及ぶ議論であったが、各項目について、委員間で忌憚ない意見交換ができ、所沢条例の大枠が見えてきたような気がした。

今後は作業部会にて具体的な条文の作成を行い、委員会全体に提示、委員会での議論を経て、9月定例会で第1次素案を発表する予定である。

議会運営委員会他

午前は議会運営委員会、午後は議会基本条例制定に関する特別委員会の作業部会に出席。

議会運営委員会では前定例会で問題となったいくつかの課題について協議が行われた。

約2時間の議論。ほとんどの問題は今までの慣例や申し合わせを確認することで一応の解決が図られたが、傍聴(者)への配慮や請願のあり方など、市民と議会が接する部分の問題についてはなかなか結論が出ず、今後へ積み残すことになった。

いずれにしても、前定例会で委員会のメンバーが変わり、委員長を中心に議会運営委員会が活性化してきたことは一歩前進。傍聴の方がいたことで、委員にもほどよい緊張感があり、議論が進む。本当にありがたいことだ。

午後の特別委員会の作業部会では、事前に振り分けた各テーマごとに各委員が調べたことを発表し、意見交換を行った。若手中心の作業部会だが、委員会が提出する条例素案の「たたき台(素案の素案)」を作成する大切な部会である。

慎重で十分な議論を行うことはもちろんだが、委員会において「条例の提案を3月議会を目途とする」ことが確認されていることから、議論のスピードにも十分気をつかい、今後の委員会活動に臨んでいきたい。

越谷レイクタウンを視察

建設水道常任委員会で越谷レイクタウンを視察した。計画面積225.6ha、計画人口22,400人の大規模開発である。

越谷市は人口や首都圏からの距離など、所沢市との類似点も多く、所沢のハード面のまちづくりを所管する当委員会として、この開発について知っておく必要があるだろうということで、視察させていただいた。

「水郷こしがや」といわれるように、もともと当該地区のほとんどは水田であったが、都市化の流れとともに水害が多発するようになり、調節池と市街地を一体的に整備する「レイクタウン整備事業」が行われることになったそうだ。

事業地中央には新駅である越谷レイクタウン駅を配置。調節池は開放され、市民参加による管理運営が行われる。ショッピングモールは500の店舗が入り、8,150台の駐車場を備える。雇用人数は8,000人とのこと。

以下、写真。

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越谷レイクタウン駅前「イオン レイクタウン」入口

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JR武蔵野線 越谷レイクタウン駅

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駅前に広がる「見田方遺跡公園」

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公園から「イオン レイクタウン」を見たところ

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大相模調節池

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工事により眠りから覚めた古代蓮(左)