活動報告(5期目:2019年〜2023年)

下安松工区「歩き初め」

東京狭山線下安松工区開通「車道歩き初め」

今まで本会議でとり上げてきたことが次々と実現し、収穫の多い4年間となりました。

約20年間、毎年のように早期完成を訴えてきた都市計画道路東京狭山線下安松工区(東所沢和田1丁目交差点〜下安松交差点間)が開通し、同路線と並行して進められてきた下安松と東所沢和田を結ぶ通称:馬坂の全面拡幅工事も完成しました。柳瀬川・空堀川の増水により「陸の孤島」と化す恐れのある下安松清流苑地区には清流かわせみ橋をかけることができました。いずれの事業にも多額の予算と多くの年月がかかりましたが、諦めずに訴え続けられたのは、地元の皆さんの大きな後押しがあったからだと感謝しています。

前回の選挙で公約の第一として掲げた学童クラブの大規模化・狭隘化の解消については、待機児童の解消までにはいたらなかったものの、4年間で724人分の定員を拡大、入所率200%を超える学童クラブ数も9から3に大きく減らすことができました。

ところざわサクラタウンがオープンした東所沢地域に関しては同駅南側にある未利用の市有地(さがみ典礼東所沢葬祭センター隣)の売却を含めた有効活用を提案。東所沢商店組合のご協力を得て、定期的にマルシェが開催されるようになりました。

議会改革では、予算案の審査充実を図るため、予算常任委員会の設置を可能とする委員会条例の改正案を提出。多くの議員の賛同を得て、同委員会が設置されることになりました。

餅つき大会

東所沢和田二丁目自治会餅つき大会

定例会では、引き続き、学童クラブに関する諸課題をとり上げるとともに、西武鉄道全92駅中10番目の乗降客数を誇る秋津駅を中心とした総合的なまちづくりなどを訴えています。

一方、新型コロナウイルス感染症の拡大は、社会にも大きな影響を与えました。今まで行われてきた様々な地域活動は中止・廃止に追い込まれ、これからの地域社会や住民自治はどうあるべきなのか、悩み、考えさせられた4年間でもありました(未だ結論は出ていません)。

【その他の活動等】

  • 所沢市観光情報・物産館「YOT-TOKO(よっとこ)」にサイクルラックを設置しました。
  • 自宅療養者に市が直接アプローチできるよう県に療養者情報の提供を求めるべきと訴えました。
  • パブリックコメント(市民等による意見提案制度)期間を原則14日から30日に延長させました。
  • 榊原智子著「『孤独な育児』のない社会へ:未来を拓く保育」(岩波新書)に、本市の「育休退園」問題が掲載され、中村とおるの取り組みが紹介されました。

※ 4期目までの活動報告は、以下よりご覧いただけます。
4期目:2015年〜2019年
3期目:2011年〜2015年
2期目:2007年〜2011年
1期目:2003年〜2007年

ヤオコー東所沢店南西側交差点の安全対策について〔令和4年第4回(12月)定例会 一般質問 その3〕

ヤオコー東所沢店南西側交差点〔中村とおる〕
市道2-1210号線と市道2-966号線が交差するヤオコー東所沢店南西側交差点の安全対策については平成27年6月定例会でも質問にとり上げた。

今までも種々対策を施していただいており、改善が図られているとは考えるが、現在までの取り組みについて改めてご説明いただきたい。

〔市民部長〕
所沢警察署と本市に対し、地元自治会より信号機設置に関する要望書の提出もあったが、現時点において設置にはいたっていない。こうしたことから、視認性を高めるための路面表示や安全確認用のカーブミラーを設置している。

〔中村とおる〕
ところざわサクラタウンがオープンし、同箇所の地域外の人々の通行が増えたことにともない、事故とまでは至らないものの「ヒヤリ」と感じる事象が増加しているようだ。Googleマップで東所沢駅からサクラタウンまでの徒歩ルートを検索すると、同交差点を通るルートが表示される。信号機設置を含め、さらなる安全対策が求められていると考えるが、いかがか。

〔市民部長〕
改めて所沢警察署に要望を伝えたが、信号機が設置されている交差点が東西にあることからその間に新設することは難しいということだった。これからも状況を注視しながら、引き続き、所沢警察署に設置を働きかけていく。

秋津駅周辺のまちづくりについて〔令和4年第4回(12月)定例会 一般質問 その2〕

〔中村とおる〕本件ついては、平成29年9月定例会、令和元年6月定例会、昨年12月定例会でも質問した。令和3年度の乗降人員が約6万5,000人。コロナ前は約8万人。西武鉄道全92駅中10番目の大変多くの方が利用される駅だ。駅周辺の質の高いまちづくりや魅力づくりは、近隣にお住まいの方の利便性向上はもとより、本市のPR、付近で行われている北秋津・上安松、下安松の市街地整備にも貢献できると考える。

一方、同駅は東村山市・清瀬市・本市にまたがっており、それぞれ市域を超えた総合的なまちづくりがしずらい状態にあり、西武鉄道とJR武蔵野線の乗り入れが進まない、駅周辺の混雑、交通安全上の問題、本市駐輪場が東村山市域にある等の課題を抱えている。

近年、本市の呼びかけにより、同駅周辺のまちづくりに関して3市による意見交換の場を設けるようになったが、その後の状況について伺う。

〔経営企画部長〕平成30年7月を最後にコロナ禍の影響等もあり意見交換は行っていないが、たとえば駐輪場など個別の案件についてはそれぞれの所管課が対応している。

〔中村とおる〕今後についてどう考えるのか。

〔経営企画部長〕現在は具体的な動きはないが、引き続き、必要に応じて連携を図っていく。

〔中村とおる〕本市が中心となって呼びかけることが難しいことは理解できる。秋津駅周辺で多くの面積を占めるのは東村山市であり、本市域は同駅北口の一部のみだからだ。しかし、現状のままで良いわけではない。駅周辺が3市にまたがろうとも、街という意味では一体的な圏域であり、街の発展について各市が一致して政策を展開することは、必ず周辺にお住まいの方々にプラスになると考える。

思い出すのは、かつて市内各駅にエレベーターが設置されたときのことだ。秋津駅をのぞく市内各駅にはエレベーターが設置されたが、秋津駅への設置はかなり遅れた。エレベーターの設置費用は、国・市町村・鉄道事業者がそれぞれ負担することとなっていたが、負担割合や設置時期について、3市の間に円滑なコミュニケーションが図れていなかったことが原因のひとつだ。こうしたことが無いように努力いただきたい。