学童保育施設へのWi-Fi設置について【令和4年第1回(3月)定例会 質疑及び一般質問(その2)】

放課後児童クラブの充実は、前回の選挙公約の一つであり、おもに大規模化・狭隘化の解消に関する質問を定期的に行なっているが、今回は同施設におけるWi-Fi設置についてとり上げた。文部科学省が主導するGIGAスクール構想の進展にともない、今後、タブレットPCを活用した学習が増えてくると考えられるからだ。


中村とおる:学童保育施設におけるWi-Fi設置の現状について伺う。

こども未来部長:市内53施設全てにWi-Fi接続環境がある。

中村とおる:文部科学省が推進するGIGAスクール構想に基づき、児童に一人一台コンピューターが配布されているが、子どもたちのPCは学童のWi-Fiに接続可能なか。

こども未来部長:業務用のため、児童の接続は認めていない。

中村とおる:市内の小学校において、PCを使った宿題は出されているのか、今後はどうか。

学校教育部長:インターネット環境に配慮しながら、オンラインドリル等を活用している。今後も児童の発達段階や学習状況等に応じながら対応していくことになる。

中村とおる:子どもが宿題をやるために使える回線が必要になると考えるが、いかがか。

こども未来部長:低学年の児童が多いことや回線の確保などの課題もあり、今後、研究する。

中村とおる:子どもたちの体力を考えれば、帰宅が遅くなり、それから宿題をやり、結果的に就寝が遅くなって大変なのは、むしろ低学年の児童だ。放課後児童クラブに通う子ども達は、オンライン授業を受けれないこともあるようだ。1月12日の公明新聞によれば、鶴ヶ島市では昨年10月に市民から同様の相談があり、すでにWi-Fiが各施設に設置されたとのことだ。素早い対応であり、本市も速やかな対応を望む。

放課後児童クラブ(学童クラブ)の狭隘化・大規模化の解消を

放課後児童クラブの狭隘化・大規模化が深刻です。本年度の待機児童数188は県内ワースト3[表1]、71人以上の大規模児童クラブ数14はワースト1[表2]。市内全48児童クラブの対定員入所率の平均は138.5%、200%を超えるクラブも9ヶ所存在します[表3]。

平成27年の子ども子育て支援法施行にともない、所沢市においても、国基準に従った児童クラブの適正規模(40人以下)と児童1人当たりの専用区画面積(1.65㎡:約1畳)が条例により定められました。しかし、これらを満たすことのできない状態が続いています。

市は「様々な方策により定員拡充に努める(こども未来部長答弁)」としていますが、まだまだ先が見えません。「保育園は所沢でお世話になったが、児童クラブの状況をみて、引っ越した」というお話を伺ったこともあります。

中村とおるは、定期的にこの問題をとりあげ、校舎を含む既存施設の有効活用や児童館に併設する児童クラブ(生活クラブ)の定員増、夏休み等長期休業中の一時預かりの実施、民設民営児童クラブの新設等、様々な提案を行ってきました。

なぜ余裕教室の有効活用が進まないのか理解に苦しみますが、今後も児童クラブ充実のため、引き続き積極的に発言してまいります。

放課後児童クラブについて【平成27年12月定例会一般質問より】

放課後児童クラブにおける待機児童の解消や施設の老朽化・狭隘化への対応については、かねてより所属する健康福祉常任委員会ではもちろん、一般質問でもたびたび採り上げてきました。

この成果もあってか、ここ数年、長期休暇を中心に児童クラブを利用する児童への対応や民設民営の児童クラブに補助金の支出を行うなど、「徐々に」ではありますが、施策の充実が図られてきたところです。

この問題における中村とおるの基本的なスタンスは、①待機児童や施設の老朽化・狭隘化に対応するため、②できる限り学校施設を使いながら、③計画的に施設整備を行うべきというものです。今回はとくに③に力点をおいて質問を行いました。


中村とおる 待機児童の現状と今までの取り組みについて確認したい。

本田こども未来部長 平成24年にみどり児童館別館を設置し、生活クラブの定員を60人分増やした。昨年度からは児童館において長期休業中の一時預かり事業を開始し、65人が利用した。来年度からは民設民営児童クラブ1施設を委託し、40人程度の受け入れを予定している。待機児童の現状だが、前年度の75人と比較すると9人増の84人という状況だ。

中村とおる 現在の課題は何か。

本田こども未来部長 大きく3つある。1つめは施設の狭隘化の解消だ。子ども・子育て支援事業計画の目標達成に向け、平成31年度までに約550人分のサービス供給量の確保が必要となる。2つめは施設の老朽化対策だ。施設には築20年を超えるものが多数あり、修繕も含めて検討していく。3つめは放課後児童対策全体の方向性だ。市では児童クラブ・児童館生活クラブ、全児童対策としての「ほうかごところ」、中富小放課後児童対策一体運営事業を実施しており、来年度からは民設民営児童クラブも導入予定であり、基本的な方向性を明確にする必要がある。

中村とおる 小学校の転用可能教室や敷地内への整備、児童クラブと「ほうかごところ」を一体的に進めていくことが、これらの課題解決のためにとる基本的な方針であることを確認したい。

本田こども未来部長 中富小学校で行っている児童クラブと「ほうかごところ」の一体運営は利用者に一定の評価をいただいている。将来的にはこの事業を本市の目指す放課後児童対策としたいし、教育委員会と学校施設や敷地内の整備の可能性について協議していきたい。

中村とおる 課題解決のためには、まとまった方針や計画が必要だと思うが、いかがか。

本田こども未来部長 現在、市長部局と教育委員会とが課題の共有を図りながら、「所沢市放課後児童対策実施方針」の策定に向けて協議を進めているところだ。策定後は審議会に諮るなどした後、今年度内に公開したい。