平成18年第4回(12月)定例会報告【一般質問その1】

■ 東京12号線の延伸と東所沢駅周辺のまちづくりについて

(中村とおる)
平成12年の運輸政策審議会答申第18号では「光が丘から大泉学園町までは2015年(平成27年)までに整備着手することが適当」、「大泉学園町以西の延伸については、鉄道不便地域の解消が期待されるものの現段階では輸送需要が十分ではないため、今後の沿線開発による輸送需要の動向等を見つつ今後の整備について検討する路線」とされ、その方向として「武蔵野線方面」との位置づけがなされた。

平成17年3月、都市高速鉄道12号線延伸促進協議会が出した報告書「東京12号延伸に向けた地域整備構想基礎調査」では、光が丘駅から東所沢駅までの新設部分の建設コストを1,649億円と設定し、同路線の採算を確保するために、新座、清瀬、所沢市内の延伸部4駅の周辺に45,000人の人口を新たに定着させる必要があるとしている。

東所沢駅周辺には6,700人程度の開発人口が新たに必要となり、報告書は、既成市街地の高密度利用、12号線の導入空間となる都市計画道路・和田本郷線及び同路線と接続する本郷亀ヶ谷線の整備、市街化調整区域である和田本郷線北側の既成市街地への編入を提案している。

しかし、都市マスタープランである「所沢市まちづくり基本方針」ではこのようなことは想定されておらず、報告書でも「所沢市については、既設駅である東所沢駅周辺について、“地域生活拠点”としての位置付けがなされている。しかし、12号線延伸により将来の交通結節点になることを前提とした、広域的な観点からの整理はなされていない」と指摘されているところだ。

1. 現在の都市高速鉄道12号線延伸の具体的状況は。

2. 本市も加入している都市高速鉄道12号線延伸促進協議会が11月13日に上田埼玉県知事あてに行った要望内容、知事の反応は。

3. 12号線が不採算路線とならないためには、沿線地域における人口の確保が必要となってくると考えるが、「まちづくり基本方針」に定められた東所沢駅周辺のまちづくりとの整合性は。

(総合政策部長)
1. 光が丘から先の武蔵野線方面への延伸については、練馬区の大泉学園町までの導入空間となる都市計画道路の施工について今年の8月に事業認可を受けたところ。これを受け、目標年次である2015年の開通に向け、工事が着工する予定。この先の延伸については、平成12年当時の運輸政策審議会の答申において、Bランク、「予想沿線の開発状況、輸送需要動向、採算性、投資能力などを踏まえつつ、整備の必要性、整備方策について検討すべき路線」という位置づけになっている。

2. 大泉学園町までの導入空間である都市計画道路が事業認可となったことや新座市、清瀬市、所沢市も延伸に向けたまちづくりを推進していくので、県も協力してほしい旨、要望を行った。知事からは「今後、人口構成が延伸への決め手となり、人口が増える都市計画を進めていくことが一番の課題となる。乗客の見込については、新座市や清瀬市などからの乗客が重要になる。引き続き県も協力したい。」とのコメントをいただいた。

(まちづくり計画部長)
3. 東所沢駅周辺地域については、現在の土地利用を前提に、店舗等、商業施設の集積を目指したまちづくりを進めているところ。東京12号線の接続は駅周辺地域の活性化にも大きな効果があるものと期待しており、国の動向などを踏まえ、総合計画との整合を図りながら「まちづくり基本方針」に反映していきたいと考える。いずれにしても、沿線全体としてまだクリアしなければならない課題を多く抱えていることから、これらのことを踏まえ、東所沢駅周辺のまちづくりを進めていきたい。

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