平成18年第1回(3月)定例会報告【その4】

■ 和田遺跡の活用について

(中村とおる)
所沢市を代表する遺跡のひとつである和田遺跡は、JR武蔵野線東所沢駅から南西約800m、柳瀬川を南に臨む高台に位置しており、たくさんの土器や石器とともに、旧石器時代や縄文時代中期の人々が暮らした集落跡が多数重なって発見されている。

現在、発掘調査の終わった場所の多くは住宅地となっているが、付近を歩くと今でも畑の周りや道端に土器や石器のかけらを見つけることができる。

(1) 和田遺跡発掘調査の進捗状況は。

(2) 具体的にどのようなものが発掘されているのか。「ふるさと所沢」を語る上で大切なもの、あるいは、考古学的に価値の高いものなど、発掘されているのか。

(3) 埋蔵物全般の活用、市民へのアピール方法など、どのような検討をしているのか。また、開設が予定されている博物館構想との関連は。

(教育長)
(1) 昭和52年から現在までに28回の発掘調査が行われ、本年度までに全体の3分の1の調査が終了している。今後も開発や農地改良がある場合、記録保存のための調査を行う予定。

(2) 1万5,000年前から1万3,000年前の旧石器や4,500年から4,000年前の縄文中期の竪穴住居跡や多量の縄文土器・石器が発見されている。とくに、市内最古の旧石器や人面把手(とって)のついた縄文土器などは、「ふるさと所沢」を語る上でも貴重な資料だ。

(3) これまでも「出土品巡回展示事業」や埋蔵文化調査センター見学、出張授業を行ってきた。和田遺跡に関しては、小学校創立10周年実行委員会の協力により展示コーナーが設置され、一般でも見学可能となっている。また、博物館構想との関連では、今後も地域性を研究するとともに、将来の博物館像を常に見据えながら必要な資料を構築していく。

(中村とおる)
和田南公園や南会館前に説明版を設けることはできないか。

(教育長)
検討する。

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