平成17年第1回(3月)定例会報告【その1】

23日をもって来年度予算を審議する3月定例会が終了しました。数日間にわたって今議会についての報告をしていきたいと思います。

まずは、2つの特別委員会の報告から。

【所沢駅周辺のまちづくり推進に関する特別委員会】
昨年の9月定例会で設置され、今回、中間報告が提出されました。設置経緯についてはこちらを参照下さい。

中間報告では、現在、所沢駅周辺で計画されている3つの計画(西武車輌工場跡地を含めた西口まちづくり計画、日東まちづくり計画、駅東口店舗建築計画)に対し、次の点で「もう一度早急に検討しなおす必要がある」ということで委員会内で意見が一致したようです。以下がその検討事項です。

1 駅西口まちづくり計画について
・ 区画整理事業については、西武車輌工場跡地の利用計画が不明確な現在、性急に進めることなく再検討すること
・ 駅東口店舗建築計画と関連し、西口駅舎デザインに関して市の玄関口としてふさわしいデザインにするため、設計コンペなど市民の意見を取り入れたものとすること

2 日東地区まちづくりについて
・ この地区の計画を中心市街地整備事業全体との関連で位置づけを明確にすること
・ 検討されている再開発事業と土地区画整理事業の一体施行について、地権者それぞれの意向を尊重し、この計画を推進すること

3 駅東口店舗建築計画とそれに伴う駅改札口の橋上化等について
・ 駅東口西武鉄道商業ビルとともに建設される東西自由通路建設に伴い、西改札口を閉鎖せず現状の改札口を維持すること
・ 橋上化に伴う西口昇降階段の位置を、プロペ通り商店街の方向に向けること
・ 安全で安心なまちづくりを進めるために東口交番設置の要望を十分考慮すること
・ 駅隣接に公共施設を新設し、市民サービスの充実に努めること
・ 放置自転車対策として自転車置き場を設置し、また、交通渋滞解消と安全対策を施すこと

【食品流通センターに関わる特別委員会】
1年9ヶ月にわたって審議を続けた当委員会は以下を提言して結審しました。

㈱埼玉西部食品流通センターに関する提言

今日のように㈱埼玉西部食品流通センターの経営悪化をもたらした要因は、流通形態の大きな変化に対して、95%を超える圧倒的株主である所沢市、開設会社本体が適切な対処を行ってこなかったことにある。とりわけ、平成8年に経営改善対策協議会が提出した報告書のなかで課題として挙げられた8項目(市と開設会社の関係、使用料等の減免・滞納による資金不足等)のほとんどは依然として存在し続けており、改善に向けた取り組みや努力はわずかにみられるものの、その点につき深く反省を求めたい。

また、当委員会は、市場の「公共性」についても調査してきたが、その根拠はあいまいであり、存続するにあたっては、納得できる根拠を市民の前に示す必要があると考える。

㈱埼玉西部食品流通センターを利用した地産地消、一般開放等を進め、市民の更なる理解を得られるよう努めるとともに再建を期待し、下記を提言する。

1 取締役及び監査役、市場長等の人事について、市場に精通した専門家等の登用を考慮すること
2 市の財政が厳しくなる一方であることを考慮すると、同センターを存続させることにより、安易に市税を投入することは避けること
3 3年の期間を目途に全力で経営改革に取り組み、それでも改善がみられなかった場合は、閉鎖の検討に入ること

以上

余談ですが、委員会内では、副委員長という各委員・会派の意見をとりまとめる立場にあったこともあり、結審にあたってはかなりの充実感がありました。

とはいうものの、この提言を行ったことで、経営難にある食品流通センターに関わる全ての問題が解決されたわけではありません。市場の経営については、今後も引き続き見守っていきたいと思います。

“平成17年第1回(3月)定例会報告【その1】” への2件のフィードバック

  1. 匿名 より:

    駅周辺の再開発について
    20年位前から色々な計画が浮上し、
    まだ一向に実現しないのは、所沢市民として
    寂しいような気がします。
    時間をかけて良い物を作ろうという事は納得できますが
    その分便利さを享受できる期間も少なくなりますし、全く享受できない人も出てくると思います。
    また、現行の案が世の中の移り変わり、景気により必要なくなる事も考えられます。
    部分的にでも(例えば駅ビルだけ先に建設する等)進めて欲しいというのが私の希望です。

  2. 中村とおる より:

    コメントありがとうございます。
    駅商業ビルの建設についてですが、施工主である西武鉄道の経営体制一新にともない、現在、計画の縮小が検討されているようです。
    基本的には民間会社が自ら所有の土地に法律の範囲内で行う建築行為ですので、このビルの形状や工期等に対して行政が関与できる余地は少ないと考えます。
    しかし、特別委員会の設置理由として以前のエントリーにも書かせていただきましたが、所沢駅周辺は市の表玄関であり、この場所のまちづくりが今後の所沢を大きく左右するといっても過言ではありません。
    駅ビルの建設は民間会社が行うとはいえ、私個人としては、所沢の将来を見据え、市としてもう少し明確なスタンスをもつべきではないかと考えています。
    いずれにしても、今回いただいたご意見も踏まえ、今後の活動に生かせたらと思っています。

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