山田真哉『さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学』(光文社、2005年)
面白く、文章も平易なため、数時間で読み終えてしまいました。少し前に話題になった本ですから、「何を今さら」とおっしゃる方も多いかもしれません。
会計に関する知識はあまりないので何ともいえないのですが、「日本には会計入門書といえども、専門知識がないと読めないような本ばかりです。そのむずかしい入門書と一般の人とのあいだを埋めるような本を作ってほしいのです(p.209)」という依頼にこたえ、筆者が書かれた本ですので、きっと会計学の基礎が書かれているのだと思います。
読んでいて、会計学に触れているとは感じませんでした(「感じさせない」ほどわかりやすい?)。
さおだけ屋が潰れない理由は読んでいただくとして、印象に残っているのは「節約は絶対額で考える(p.39〜)」の部分。
「1000円のモノを500円で買う」のと「101万円のモノを100万円で買う」とでは、前者の方が得した気分になりますが、実際の節約額はたったの500円。これに対して後者は1万円も節約していることになります。「費用の削減はパーセンテージで考えるべきものではなく、絶対額で考えるべきものなのだ(p.41)」。
きわめて当たり前のことですが、はっと気づかされた一文でした。
3月定例会が始まって予算書とにらめっこしている最中ですが、参考になるなあと思いました。
投稿者 中村とおる : 2006年03月04日 00:04